久米島ホタル館

久米島ホタル館

久米島で知り合った方々に、「環境問題に興味があるならホタル館に行ったほうがいいよ」と勧められ、いくしかない!ということで、お邪魔してきました。

伺った日は休館日でしたが、館長さんとその奥さんにお会いできて、館内の展示やホタル館を取り囲むようにある野外のビオトープまで案内して頂きました。

 

『ホタル』はシンボル

館内にはさまざまな展示があり、ホタルをはじめとした久米島の自然を学ぶことができます。

光が反射してしまっていて見づらいのですが、胸の色がオレンジ色のがクメジマホタルです。

ホタル館という名前を聞いて、ホタルの保護を行っていると思っていましたが、実はホタルの保護だけが目的ではないのだとわかりました。
ホタルの数を増やすだけなら、ホタルを育てて放せばよいと思うかもしれません。しかし、放した時は一時的に数は増えるかもしれないけれど、蛍が生きられる環境が整っていなければ生きていくことができず、また数が減ってしまいます。

「ホタルを保護する」ことは、「ホタルが生活する環境を整える」ということ、それはつまりホタルだけでなく、周りの様々な生き物を守ることにつながります。そんな想いを込めて、ホタルをシンボルとしてホタル館というそうです。

また、土壌生物や昆虫など生態系の中でも重要な役割を果たしている生き物は多いですが、ホタルは光って人間には人気があり興味を持ってもらいやすいという理由からシンボルにしたというお話を伺いました。

自分たちの役に立つかどうかという判断基準もそうですが、見た目が綺麗かどうかなどで関心を持って保護されるかどうかというのが決まるとは、残酷だなあと感じました。私たち人間は自ら自然を破壊し他の生き物たちを散々苦しめてきたのに、人間の好き嫌いで助けるかどうか決めるなんて。。

久米島は地球の縮図!?

久米島は小さい島の中で、人が自然に与える影響がわかりやすく見えると佐藤さんは話します。

昔、久米島では稲作が盛んでしたが、今では減少しサトウキビ畑が増えました。さとうきび畑では畑の赤土が風雨などで流れやすく、海に流れ着いてサンゴを減少させてしまう原因にもなっています。

こちらは2021年6月に久米島で撮影された写真です。

少し見づらいですが、写真の奥に海があり水平線も見えます。海岸線は見えませんが、海の陸地に近い方を見ると途中で海の色が茶色のような褐色のような色になっているのが見受けられます。

これは赤土が海に流れ出した影響で、目で見てもはっきりとわかるほど大量の赤土が流出してしまっています。

陸での人の活動が海の環境にまで影響を与えている様子が目に見えてわかります。

ホタレンジャー

ホタル館では子供の環境教育にも力を入れていて、島の小中学生の子供たちを対象としたホタレンジャーの活動もしています。ホタレンジャーというのはコロナ禍になる前まで全国的に続いていた環境省の制度で、次世代を担う子どもたちが、ホタルと自然を守る活動を通して川や湖の生きものに触れ、自らの手で守ることのよろこびを感じ取ってくれることが目的とされています。

久米島ホタル館では現在もこの活動は続いていて、子供が川遊びを楽しむことで撹拌が起きて環境にも良い影響を与えたり、実際に生き物に触れたり、言葉だけでなく自らの自然の中での体験を通して様々なことを感じながら学ぶということを大切にされているなと感じました。

ビオトープ

館内を案内してもらった後は、外に出てビオトープを案内してもらいます。

ビオトープとは?
日本語では「生物空間」「生物生息空間」などと表現されるように、生き物が生息する空間のことです。(詳しい説明はこちらも参考にして見てください。)

ここはホタルのビオトープが再現されています。

ホタルは上流で孵化し、下流に降りながら餌を食べ育ちます。そしてさなぎになり羽化するとまた上流に戻り卵を産みます。

ビオトープの中には沢も流れていて水辺の生き物たちも生息しています。

こちらはサガリバナ
梅雨明けの初夏で、開花時間は日が落ちる頃で、夜明け頃には散ってしまう一夜限りの花。その儚さもあってとても幻想的な雰囲気の漂う美しい花です。
今回はちょうど良い時期に来てみることができました♪

最後はゆっくりお話タイム

休館日であるにもかかわらず、最後には環境問題から私の旅のことまで、佐藤さんご夫婦とたくさんお話しする時間までとって頂きました。

またタイミングよく、このホタル館に通う学生さんにもお会いできて、ウミガメの研究をしている施設のことなども教えて頂きました!(この後の旅で伺ったのでそちらもお楽しみに♪)

 

 

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